AIH施行は、920例、1930周期でした。
妊娠率 7.4% (妊娠143周期/1930周期)
流産率 24.5% (流産35周期/143周期)
多胎妊娠は 1.4% (2例 双胎1例 三つ子 1例)
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全体の妊娠率、 7.4%は例年と同じでした。
35歳未満では妊娠率はおよそ10%、40~42歳では妊娠率は4.4%でした。
40歳以上は、AIHの意義は少ないとお話ししていますが、42歳までならば、がんばってみても良いかもしれません。ただし、AIHに固執して、体外受精の導入が半年も遅れてしまうと、マイナス面が強くなるでしょう。
また40歳以上の場合には、自然周期よりもHMG注射など、排卵誘発を強力にした方が良いでしょう。
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40歳未満では、流産率は25%未満でしたが、40~42歳では40%と、約半数が流産しました。
そして43歳以上では、妊娠は2.6%と低いのですが、すべて流産してしまいました。例年でも、43歳以上の方はおよそ80%の方が流産します。したがって、43歳以上の方の人工授精は、可能性が0ではありませんが、ほぼ0なのです。
その他、累積妊娠率をみると、6回まではAIHの妊娠を期待できました。
5回以上AIHをする場合には、HMG注射での排卵誘発もお考え下さい。
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