2017年5月23日火曜日

5月の妊娠希望セミナー開催!

5月20日(土)に、妊娠希望セミナーをクリニックで開催致しました。
今回も満席のご参加でありがとうございます。
土曜日は、急遽、私1人での診療となり、午前中の診察を受けた皆さん、かなりお待たせ致しまして、大変ご迷惑をおかけしました。

午後の「妊娠希望セミナー」までに、診療が終わるか不安で、私は走り回っていたのですが、なんとか3時には診察を終えることができました。
ぎりぎり、セミナー開催に間に合ったのです。
良かった~~~。

さて、テンションが上がったままで、セミナーになだれ込みました。
テンションは上がっているので、話にも熱が入りました。
60分の予定が、90分まで話が長引き、これまた参加の皆さんにご迷惑をおかけしてしまったのですね。
時々繰り出す、私のジョーダンに、皆さん、どう反応して良いのか、微妙かジョークに笑って良いのか、多くの方が戸惑って、苦笑いしていたようです。
参加者の皆さん。私を1人にさせないで、、、、、是非ともついてきて下さいね。

内容は、不妊治療の全体像、概略を説明しています。
全体像を理解して頂けると、ご自身の状態の把握と、治療法の選択がスムーズにいくのですね。
細かい話は、その方により異なるので、それは具体的な診察での話の方が良いのです。を

セミナー修了後は、10組の方が、個別相談を希望されました。
他施設で受けている治療についての質問もおおかったですね。

また、「性交渉が多ければ多いほど、妊娠しやすい」ことに「、今まで全く逆でした」とお話しするカップルは複数いらっしゃいました。
まだまだ、皆さん、誤解されているのですね。
「禁欲する方が良い時期」は、ないのですよ~~。
AIHやART採卵前でも、性交渉があった方がよいのです。
次回の妊娠希望セミナーは、6月17日(土)16時~です。
皆さん、一緒にがんばっていきましょう! 



2017年5月19日金曜日

4月の妊娠数修正、100例達成しました!

2017年、4月の妊娠数、カウント漏れがあったことが判明。

AIH妊娠がが1例追加となり、

4月の妊娠数は100例を達成しました。

ART妊娠 80例 (内訳:  新鮮胚移植(IVF 5例/ICSI 2例) 7例
                 凍結胚移植 73例) 

 AIH妊娠 9例     

一般不妊治療   11例  (タイミング、クロミフェン、HSG後、など) 

「4月の妊娠は99例で、昨年4月の94例より多く、今まで4月で最も多いのですが、あと1例で100例だったことが、とても悔しいです。
現在のところ、昨年を上回るペースで妊娠が得られています。
やはり、目標は月間100例が目安になります。1人1人の妊娠率をどのように上げていくかに重点を置きつつ、結果として大台達成できるといいな~。
新人さんも慣れてきているようです。クリニックも新しい試みを始めたいと思います。」

前回は上記のごとく書きましたが、ちょうど100例を達成できました。
これはとてもうれしいです。
診察にも元気が出ますね。
今年は、2月、3月、4月と、3ヶ月連続の100例以上の妊娠です。

これで、勢いをつけて、もっとがんばっていきたいと思います。

職員のみんなも、患者さんとも一緒にがんばっていきましょう。

 


2017年5月11日木曜日

クリニック訪問(ハワイ編)

先日のGWを利用して、ハワイの不妊治療専門クリニックを訪問してまいりました。
今回は、The Fertility Institute of Hawaii(クリニック)を訪問致しました。院長はジョンFrattarelli医師です。


























今回は、卵子提供の1仲介業者が日本での活動を実質取りやめてしまったことで、その業者を利用していた患者さんの凍結胚が宙に浮く形になってしまったのです。当クリニックに通っていた患者さんから相談を受け、再度ジョンFrattarelli医師のクリニックを訪問したのでした。(今回は2回目の訪問です)
そこでの話としては、このようなケールは希なものであり、他のエージェントは安定しているとの事でした。今後は、患者さんが直接、ジョンFrattarelli医師のクリニックと打ち合わせを出来るようになっているとのことでした。ジョンFrattarelli医師は非常に信頼の置ける医師だと思います。成績も非常に良いですね。
日本からの卵子提供のカップルも年々増加しているそうで、以前は週1組ぐらいであったのが、今はほぼ1日1組ぐらい近くまで増加しているとの事です。卵子提供は、日本でも議論と、国内での卵子提供も少しずつ進んではいるのですが、まだまだ日本国内では、しっかりと認知されて受け入れられるには時間がかかりそうで、この増加状況はしばらく継続しそうです。
エージェント自体の運営には、 ジョンFrattarelli医師は関与していないので、やはり、利用するのは信頼の置ける、実績のある会社の方が良いのですね。

また、着床前スクリーニングの話もしてきました。やはり40才以上になると、胚盤胞でも80%程度は染色遺体異常にもなるようです。これが胚盤胞でも高齢の方の妊娠率が低下する原因なのですね。ハワイでも40才以上の方は、半分以上で胚の染色体を調べる着床前スクリーニング(PGS)を受けているそうです。ちなみに卵子提供では、ほとんどの移植胚をPGSで調べているそうです。(料金にもセットになっているような説明?でした)
着床前スクリーニングも、日本では認知、導入に向けて学会主導で動いています。 今はまだ日本では認められていないのですが、早くに認められ、比較的高齢の方の不妊治療の効率が良くなると良いのですが、、、

今回はハワイに遊びに行ったのではないですよ。アロハは着ていますが、くつろいでいるのではありません。ハワイではアロハシャツは、正装なのですから。ほら決して日焼けしていないでしょう。







2017年5月9日火曜日

プレママタウン企画;第2弾;子作りのコツ;日本人の性交渉の回数は最下位でした

プレママタウンという、妊娠前、妊娠中の方向けのサイトで、私がインタビューを受けました。
2回目は「子作りのコツ」というテーマです。

妊娠しやすい一般的な生活についてのインタビューでした。
喫煙、無理なダイエット、過度の菜食主義などは良くないのですね。

ある調査では、1年間の性交渉の回数は、日本は45回。1位のギリシャは138回、フランスは120回……なんと日本は、41カ国中でダントツの最下位だったのです。
「禁欲して、精子を濃くして、狙いをつけて1回の交渉を持つ」のは、妊娠しにくい方法なのです。
最も良いのは、毎日性交渉を持つ方が良いのですね。

基礎体温表では、排卵日はわからないのですよ~。基礎体温表をつけることを目的にしないで下さいね。


★子作りのコツ
https:/ /www.premama.jp/p/ninkatsu/body/pt0418.html


最近の研究では、排卵後も性交渉を持つと、女性の免疫は、妊娠を維持する方向に傾いていくようです。「排卵後は無駄よ~」ではないのですね。排卵後もどんどん性交渉をお持ち下さい。

ただ、どうしたら性交渉の数が増えるのかは、難しい問題なのです。
性欲をアップさせる薬は無いのですが、肉食は性欲もアップさせるのではないかと最近は考えています。今後、糖質制限と不妊症のプロジェクトを始める予定ですが、その項目も検討事項に入れてみます。

2017年5月4日木曜日

妊活中のカフェイン、プレママタウンのサイトにアップされました

プレママタウンという、妊娠前、妊娠中の方向けのサイトで、私がインタビューを受けました。
いくつかのテーマで話をさせて頂きましたが、今回、1回目は「妊活中のカフェインの摂取量」についてです。


★プレママタウン トップページ
 https://www.premama.jp/


★私のインタビューの掲載ページ
 https://www.premama.jp/p/ninkatsu/meal/pt0428.html

カフェインについては、多くの皆さんが気にされているようです。
そして、カフェインというと、コーヒーのカフェインが頭に浮かびますし、コーヒーを何杯飲むと問題なのか?というのが基本の疑問となるようです。
カフェインの基準は、全世界共通のものがあるわけではなく、各国によりばらつきがあります。
また、コーヒー以外でも、緑茶にもカフェインは含まれます。
カフェイン=良くない興奮剤、とは極端に考えないようにして下さいね。
多少は問題ないようですよ。
妊活中の生活を、摂生一辺倒の生活にしないで、余裕を持ってお過ごし下さい。


4月の妊娠数。もう少しで大台でした。ちょっと悔しい。

 2017年、4月の妊娠数をまとめました。

4月の妊娠数は99例でした。

ART妊娠 80例 (内訳:  新鮮胚移植(IVF 5例/ICSI 2例) 7例
                 凍結胚移植 73例) 

 AIH妊娠 8例     

一般不妊治療   11例  (タイミング、クロミフェン、HSG後、など) 

4月の妊娠は99例で、昨年4月の94例より多く、今まで4月で最も多いのですが、あと1例で100例だったことが、とても悔しいです。

現在のところ、昨年を上回るペースで妊娠が得られています。
やはり、目標は月間100例が目安になります。1人1人の妊娠率をどのように上げていくかに重点を置きつつ、結果として大台達成できるといいな~。
新人さんも慣れてきているようです。クリニックも新しい試みを始めたいと思います。

2017年5月1日月曜日

59才の誕生日と、前厄の厄払いの儀

さて、4月29日は私の59才の誕生日でした。50才代最後だ~!
皆さん?祝って頂きありがとうございます。
イメージは、お一人様の誕生会???それはさみしいでしょう。
アラ還は、うれしいのか、さみしいのか、複雑ですね~。



























59才は、前厄だそうです。
家族からもいわれて、30日に千葉神社に行き、お祓いをしてまいりました。(祈祷料5,000円)
名前と住所を書いて申し込み。20分後に祈祷して頂きました。約20分程度です。

安産祈願の方も一緒にお祓いを受けていました。
一人でも多くの皆さんがこのようになれることを、合わせて祈ってまいりました。
今年もがんばっていきましょう。


2017年4月29日土曜日

45才、7回目のART(ICSI)での妊娠/卒業例。

先日、45才の方が卒業されました。(今年の最高年齢卒業例です)
前医での体外受精では、受精卵を得られずキャンセルとなっていました。


当クリニックには43才で来院されて、すぐに体外受精の治療を開始。
4回目の顕微受精で妊娠されたものの流産。

その後もICSIを継続し、7回目の採卵で、胚盤胞1個、初期胚2個の凍結保存となりました。
AMHは、0.63~1.12と年齢相応でしたが、以前の周期でも比較的卵子が採取できていたので、はじめてロング法で排卵誘発をおこないました。その結果、13個の卵子(過去最多)が得られたのです。ただし、年齢の問題からか、変性卵や未熟卵も多く、正常受精は6個でした。
その後に、凍結胚盤胞を1個移植して、幸い妊娠。今回卒業となったのです。

年齢的にはかなり厳しい中での治療でしたが、サプリメントは、アシストワン、メラトニン、レスベラトロール を使用していました。
今回、初めてのロング法で最多の卵子が得られて凍結保存できたので、異なる排卵誘発法も試してみる価値はあるということですね。
45才の年齢ですと、妊娠しても70~80%が初期流産してしまいます。今後、無事に経過していくことを祈るばかりです。
今後も、このような年齢の方も妊娠できるように、またがんばっていきたいと思います。

2017年4月24日月曜日

7回胚移植不成功後、卵管水腫切除後1回目の胚移植で妊娠した例。

37才、前医で2回採卵、7回の胚移植したものの、妊娠しなかった方が、重症の卵管水腫を切除後、当クリニックでの初回の凍結胚移植で妊娠、卒業した例をご報告します。

この方は、子宮外妊娠で片側の卵管を切除していました。反対側卵管は癒着しているとのお話でした。すでに2回の採卵、7回の胚移植を受けていましたが、妊娠反応は出ず、反復不成功例でした。
当クリニックでは、再評価をおこない、子宮鏡と卵管造影検査をおこない、
その結果、残存卵管は、重症の卵管水腫であり、大量の卵管貯留液が認められました。
重症の卵管水腫は、体外受精の妊娠率は、1/2~1/3に低下し、流産率は2倍になるとされます。

ご本人には、
1)腹腔鏡で卵管水腫切除
2)このまま、採卵。ただし、卵管水腫貯留液を一時的に吸引して、すぐ胚移植。
3)卵管水腫をアルコール固定

の選択肢を示しました。

ご本人は、他病院での手術による卵管水腫の切除を選択しました。
卵管水腫の手術を待つ間に、採卵をして、4個の胚を保存。

卵管水腫切除後、凍結胚を融解し、1個胚盤胞を移植。
そして、初回の胚移植で妊娠されて、卒業となりました。

この方での、参考としては、
1)体外受精でも、卵管造影検査を受けておくことは有用である。とくに、反復不成功例や、卵管に問題がありそうな場合には、是非受ける方がよいでしょう。
2)重症の卵管水腫がある場合には、卵管水腫の切除などを考慮する必要がある

最近は、着床障害が注目されていますが、
子宮鏡での粘膜下筋腫、内膜ポリープ、子宮内腔癒着、などの有無を確認するのと、
卵管造影検査で、卵管水腫がないことを確認することが、重要な着床障害の検査なのですね。




2017年4月23日日曜日

新人歓迎会開催。よりよいクリニックに向けて。肉食は良いのです。

昨日、新人歓迎会が開催されました。
今年も職員のリクエストに応じての焼き肉です。
糖質制限の観点からも、肉食は良いのですね。
みんなも肉を食べて、また仕事をがんばっていきましょう!
今年は新人さんが6人もいて、新しい風がたくさん入ってきました。
私の気持ちも新鮮になったような心持ちです。
今年度は、より質の高い診療を目指したいと思います。
また、アンチエイジングをより積極的に応用したいと思います。
ケトン体食を皆さんにもお勧めしたいと思います。(しつこいですが)肉食は良いのですよ。
GWには皆さんにも様々な提案をお示しできると思います。
肉を食べてまたがんばっていくぞ~~!

2017年4月22日土曜日

43才、ICSIで2回不成功後のAIH妊娠例

43才。ICSIで2回不成功であった方が、AIH妊娠されて卒業されました。
体外受精やICSIをおこなっていても、その合間には、AIHをおこなうことが、無駄ではないという1例ですので、ご紹介致します。

42才で当クリニック来院され、卵管造影検査と子宮鏡をおこないました。
AMHは0.69と、卵巣機能は年齢相応に低下していました。
精子はばらつきが大きく、2回の採卵では、ICSIを選択しました。
1回目4個採卵、2回目3個採卵。胚移植したものの妊娠せず。
また、採卵・胚移植の合間には、AIHも併行しておこなっていました。
2回目のICSI施行後、
6回目のAIHで妊娠し、卒業されました。

この例では、
1)40才以上でも、AIHも有効である。
2)ICSIを必要とする症例でも、AIHは無駄ではなく、有効なことがある。
3)40才以上方、ARTの方にも、卵管造影検査をおこなう意義はある。

少しでも妊娠する可能性をあげるためには、ARTであっても、それのみに治療を限定せずに、広く治療の可能性を探ることも縦横だと思います。

2017年4月20日木曜日

AMH<0.1、39才、7回目のIVF挑戦での妊娠例

39才、7回目の採卵、凍結胚移植での妊娠、卒業例がありましたのでご紹介致します。

37才で来院。
来院時の子宮鏡で、1.5cmの大きな子宮内膜ポリープと、2cmのチョコレート嚢腫を認めました。
来院時のAMH=0.51と低下していました。
ご本人の希望もあり、AIH3回施行の後に、体外受精も開始しました。

ART
1回目) 2個採卵、ICSI 1個受精し胚移植。
2回目)  3個採卵、IVFで2個受精し、1個胚移植。

AMH<0.1に低下。
その後、左の5cmの卵巣膿瘍(のうよう)(おそらくチョコレート嚢腫に感染し、膿がたまった可能性が大きい。)で、他施設に入院し、左卵巣を摘出。

ART
3回目)  採卵できず終了。
4回目) 2個採卵するも、変性卵とGV卵で終了。
5回目) 1個採卵、IVFで受精し胚移植。
6回目) 1個採卵、IVFで3前核の異常胚で移植できず。
7回目)  2個採卵、IVFで1個胚盤胞凍結。 その後凍結融解胚移植で妊娠、卒業。

AMH<0.1となり、その後、左の卵巣嚢腫を切除し、AMH<0.1に低下確認後、1年半での体外受精で妊娠された方です。

いくつかの参考点があります。
1)子宮鏡でしっかりと内膜ポリープを確認・処置しましょう。はっきりしている着床障害とは、子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫、重症の卵管水腫の存在、などなのです。

2)AMH=0.51がAMH<0.1になる期間は、10ヶ月でした。個人差はありますが、AMHが1未満だと、1年で感度以下になる可能性もありそうですね。

3)AMH<0.1でも、その後2年程度は、不妊治療は可能性ある。ただし、この例では、DHEAや、アシストワンなどのマルチビタミンなどを使用していました。

4)チョコレート嚢腫があると、今回のように、何の原因もなく、感染、膿瘍が出来ることがある。採卵などで、チョコレート嚢腫を穿刺すると、しばしば、採卵後に膿瘍が出来ることがあります。チョコレート嚢腫があるときの穿刺では、抗生物質を強力に使用した方がよいでしょう。

この方は、1~2個での挑戦が続き、7回の挑戦で、3回は胚移植出来ませんでした。1回胚移植出来なくても、数回挑戦してみる価値はあるのですね。
この方は幸運にも妊娠されましたが、今後良い経過である事を祈るばかりです。




2017年4月19日水曜日

AIHでどこまで妊娠できる?

先日、39才で、かなり精子が不良な方がAIHで妊娠されました。
この方は、当クリニックでのAIHは初回の方です。

その精子の状態は、
精液量    0.5ml
精子濃度  4260万/ml
運動率    10.8%     と、かなり不良でした。
この精子の状態は、ARTであれば、間違いなく顕微授精(ICSI)が必要です。

処理後の運動精子数、85万(回収率37%)をAIHしました。

当クリニックのデータでは、運動精子数が500万を下回ると、AIHでの妊娠はかなり厳しくなります。

しかし、この方は妊娠され、無事に卒業されたのです。

実際の診療では、AIHでの限界というのは、明確には線引きは出来ません。
今回のように、顕微授精が必要なレベルでも、AIHで妊娠することがあるのです。

したがって、当クリニックでは、全く運動精子がいない場合を除いて、少しでも運動精子がいればAIHをおこなっています。

皆さんも、「重症の男性不妊ではAIHを無駄だ」とは決めつけずに、可能性を少しでもあげるように対応しては如何でしょうか。

なお、この方は、前医で右卵管が閉塞しているとの診断でしたが、当クリニックの再検査で両側の開通が認められました。しばしば繰り返して皆さんにお伝えしているのですが、子宮卵管造影検査も、1回の検査を絶対視しないで、再検査を考えることも重要ですね。




2017年4月18日火曜日

皆さん、じっくりとお話をされたいのですね。4月妊娠希望セミナー

4月の妊娠希望セミナーを開催しました。
今回もたくさんのご夫婦が参加されました。
当クリニックの新入職員も参加し、満席のセミナーでした。
私のセミナーを聞くのは、新人教育の一環でして、パワハラやいじめではありませんよ。
ましてや、決して罰則ではありません。
新入職員の皆さんも、一緒に勉強致しましょう!




















セミナーでは、
1)不妊治療での勘違い、
2)妊娠の成り立ち
3)一般不妊治療
4)ART(体外受精など)
について、説明しています。
不妊治療での、全体像を理解して頂くことが大切なのですね。
具体的な不妊治療は、おのおの異なりますので、それは検査を受けてからの個別診察、相談が必要なのです。
特にご主人には、不妊治療はイメージしにくいので、まずはセミナーで全体像を理解して頂けると、その後の治療の意味を理解して頂きやすくなるのです。
是非夫婦でご参加頂けると治療を進めやすくなるのではないでしょうか。
次回、5月の妊娠希望セミナーは、5月20日(土)16時~です。

セミナー修了後に、個別の相談の時間を設けているのですが、今回、複数のカップルの方から、「今回じっくりと相談できて良かったです。」との言葉を頂きました。主に、他施設で治療を受けているカップルの方でした。
実際には診察ではなくお話だけの時間であり、的確な「治療」をすぐに言えるものではありません。また、ひと組10~15分程度の相談なのですが、皆さん、ゆっくりと話をすることがなかなか出来ていないのですね。相談後には、比較的安堵してお帰りになって頂いたように思います。
私のクリニックでも、通常の診察では、皆さんをお待たせしないようにスピードを上げて診察していますので、通院中の方には、同じような思いをさせているかもしれない、と少し反省です。
なかなか、難しい問題ですね。
しかし、何とか待ち時間の短縮と、診察時のお話する時間の確保の問題には、継続して取り組むことが必要ですね。
がんばらねば~~!












2017年4月9日日曜日

糖質制限食・ケトン体の認知の時代

当クリニックでは、卵子の質を向上させ、妊娠率を上げるために、糖尿病、境界型糖尿病(糖尿病の一歩手前)、インスリン抵抗性(糖尿病の2歩手前)、肥満(BMI 25以上)の方には、栄養相談をお勧めしています。
当クリニックの栄養相談は、パン・麺類・米・イモなどの炭水化物を制限する糖質制限食をお勧めしています。炭水化物は食べると糖質と同じなのです。一方、タンパク質、良質の油を摂取する、ことはお勧めしています。肉や魚などのタンパク質はどんどん摂って頂くのです。コレステロールも、細胞膜の原料であり必要で重要なのです。例えば、卵は1日2~3個食べても結構です。卵は糖質0なのです。また肉も、鶏のササミが最良なのではなく、脂身も必要なのです。
しかし、最近まで、 糖質制限に対する風当たりは凄まじいものがありました。
日本糖尿病学会からも、糖質制限がとても危険であるとの様々な意見がありました。
一方、糖質制限の有効性を訴え続ける医師(江部先生・宗田先生など)の奮闘により、最近では、コンビニでも糖質制限のパンなども発売され、本質は糖質制限であるライザップの強烈なインパクトもあり、糖質制限はかなり広く認知されつつあります。千葉県では、市原の宗田マタニティクリニックの宗田哲男先生が、糖質制限・ケトン体食の妊婦さんへの有効性の情報を世界に先駆けて発信しています。
先日、渡邊 昌先生の「医と食」という雑誌に、糖質制限の重鎮である江部康二先生と、日本糖尿病学会理事長で、東京大学医学部教授の門脇 孝先生の対談が載っていました。



























 その中で、東大病院でも、今では糖質40%の食事も処方しており、オリーブオイルなどもうまく使う必要がある、と、東大病院でも糖質制限食を採用しているとのお話でした。
また、インスリンを積極的に使用して、厳密に血糖をコントロール使用とすると、むしろ死亡率が上昇するので、高齢者にはインスリンによる厳密なコントロールはせずに、緩やかにするようになったとのことが再度話題になっていました。インスリンを使っていれば安心、ではないのですね。
また、ケトン体はむしろ心臓の保護に作用することがわかってきているとのことです。
今までとは、糖尿病、血糖、ケトン体への認識が全く異なってきているのです。

 

























今後も、当クリニックでは、糖質制限を推奨していきます。
今月、4月15日(土) 16時~ 妊娠希望セミナーがクリニック内で開催されます。
その中で、私の不妊治療の話の後に、当クリニックの管理栄養士の白井から、糖質制限の講演もあります。
ご興味のある方は是非ご参加下さい。

2017年4月5日水曜日

2017年3月の妊娠数100例越え

 2017年、3月の妊娠数をまとめました。

3月の妊娠数は104例でした。

ART妊娠 80例 (内訳:  新鮮胚移植(IVF 7例/ICSI 5例) 12例
                 凍結胚移植 68例) 

 AIH妊娠 17例     

その他一般不妊治療   7例  (タイミング、クロミフェンなど) 

昨年の2月は妊娠数が少なかったのです、今年3月の104例の妊娠は、3月最多の妊娠数でしたので、好調であったと思います。
現在のところ、昨年を40例ほど上回るペースで妊娠されています。
このペースを維持できれば年間1,200例の妊娠、月間平均100例の妊娠を達成できるのですが、そう甘くはないかもしれませんね。
今後は、数の追求よりも、1人1人の妊娠率をどのように上げていくかを考えていく必要があるでしょう。
新年度が始まり、当クリニックにも新人さんが多く入りました。
新しい風を感じながら、また職員全員でがんばっていきます。