2015年5月31日日曜日

顕微授精と体外受精の妊娠率(ヨーロッパ2010年ART統計より)

前のブログと同じく、高度生殖医療技術研究所からの月刊誌からの情報です。

ヨーロッパ31国の2010年のART報告です。
ART全体で550,296周期、IVFは125,994周期、ICSIは272,771周期でした。凍結融解胚移植は114,593周期です。ICSIとIVFはでは、68%(2/3)がICSIなのですね。ICSIがIVFの2倍なのです。
最も多い国は、フランスの79,427周期、ドイツの62,571周期でした。

一方、2010年の日本のART全体は、158,391周期であり、ヨーロッパのどの国よりも多いのです。この時点での日本のICSIは、IVFの1.2倍程度なので、ヨーロッパよりは少ない頻度だと思います。

ヨーロッパの

IVF採卵周期あたりの妊娠率は29.2%、移植あたりの妊娠率は33.2%

ICSIの採卵周期あたりの妊娠率は28.8%、移植あたりの妊娠率は32.0%

凍結融解胚あたりの妊娠率は20.3%でした。


日本の報告では、

IVF採卵周期あたりの妊娠率は10.4%、移植あたりの妊娠率は23.7%

ICSI採卵周期あたりの妊娠率は8.1%、移植あたりの妊娠率は20.1%

凍結融解胚移植の妊娠率は33.7%でした。


このデータから、皆さんは何を考えますか?私の見方は以下の如くです。

1)ARTがやはり日本では多いですね。もっとART前に妊娠、出産できるような環境も整える必要があるでしょう。年齢が最も関係しますので、年齢と妊娠の関係の情報をより広めていくなども重要でしょう。

2)ヨーロッパと比べてARTの妊娠率が低いことから、日本の技術が劣っているのではないか、との意見もあります。しかし、凍結融解胚移植の妊娠率はヨーロッパの1.5倍の妊娠率ですね。したがって、技術が低いのではありません。凍結融解胚移植の技術のみが高いなどはあり得ません。むしろヨーロッパよりもARTの技術は高いと思います。
新鮮胚移植の妊娠率が低いのは、採卵している対象の年齢が高い、卵子提供を日本よりも容易におこなえる、反復不成功の症例が比較的多い、などがあると考えています。

3)ヨーロッパでも、日本でも、ICSIよりも、IVFの方が、妊娠率は高いのです
ICSIはIVFよりも高度の技術なので、IVFよりもICSIの方が妊娠率が高い、と誤解されている方がしばしばいらっしゃいます。ICSIは、受精をさせる技術であり、妊娠率を上げる技術ではないのです。IVFで受精するならば、IVFの方が妊娠率が高いのですね。安易にICSIを選ぶのはやはり避ける方が良いでしょう。

4)ヨーロッパの採卵周期あたりの妊娠率と胚移植あたりの妊娠率の差は4%以下で、ほぼ同じです。一方、日本の採卵周期あたりの妊娠率と、胚移植あたりの妊娠率は、2倍以上の差、10%以上の差があります。これはどういうことでしょうか。
日本では採卵を試みても、胚移植できないでキャンセルされる率が高いと考えられます。この原因は日本の特徴が現れている可能性があります。つまり、排卵誘発をマイルドにおこない、卵胞数が少なく採卵できない周期や、採卵できても採卵数が少なくて、受精卵ができずに胚移植できずにキャンセルされる率が高い、という特徴が現れている可能性があるのです。
これが良いかどうかは、様々な考えがあるとは思います。また、データの詳しい解析をしているわけではないので、胚凍結を日本で比較的多くおこなっていることが影響している可能性もあるのですが、このような分析は皆さんはどうお考えになりますでしょうか。




やはり、禁欲期間は短い方が良いのです!

最近でも、「禁欲期間が長い方が、精子が濃くなって妊娠率が高い」「性交渉が多いと、精子が薄くなって妊娠しにくい」と考えている方が少なくありません。

1)実際には、タイミング法でも性交渉の回数が多いほど妊娠する可能性は高く、毎日性交渉を持つカップルが最も妊娠しやすいのです。

2)当クリニックでのデータでも、人工授精でも、体外受精・顕微授精でも、禁欲期間が短いほど妊娠率が高く、3日以上の禁欲期間では、成績が低下します。


今回、高度生殖医療技術研究所の月刊誌に、「採精時の禁欲期間」についての文献紹介の記事がありました。当クリニックでの説明と同等な報告でしたので、皆さんにもご紹介致します。
Fertil. Steril.という、アメリカ生殖医学会(ASRM)雑誌からのいくつかの論文です。

1)禁欲期間1日と4日では、精液量、精子濃度、全精子数は4日禁欲期間が多かったのですが、抗酸化物質は1日禁欲群が高かった。

2)禁欲期間1日と4日では、精子DNA断片率(DNAがばらばらになっている率)は、1日禁欲群が低かった。

つまり、禁欲期間が長いと、精子の数は増えますが、古い精子が増えているだけであり、質の良い精子、精液の環境は、禁欲期間が短い方が良いということです


また、体外受精では、日本の発表ですが、

3)禁欲期間を1日、2日、3日、4日、5日、6日以上で、検討すると

①受精率は変化なし

②胚盤胞到達率は、75%(禁欲1日)、50%、50%、59%、49%、44%(6日以上)と、1日禁欲(つまり前日か前々日の性交渉)が、有意に胚盤胞到達率が高かった。

③良好胚盤胞は1日、2日群で25%以上、3日禁欲群では20%未満と、禁欲は短い方が良好胚盤胞が多かった

その他には、

4)禁欲期間が0~2日の方が、運動率や正常形態率が高かった。

5)禁欲期間が長くなると、AIHの妊娠率が低下する。

などの論文があります。

以上より、以前より当クリニックでお話ししているように、

タイミング法でも、AIHでも、体外受精でも、禁欲期間は短い方が良いのです。

特に3日以上の禁欲期間は明らかに成績が低下します。

人工授精や体外受精でも、前日や前々日に性交渉を持って良いのです(むしろ積極的に持って下さい)

との説明が、再度正しいことが確認されました。

皆さん!悩むよりも行動を!!(結局下ネタ?で終わってしまうのか~)

2015年5月29日金曜日

43歳、採卵時排卵後のAIH妊娠での卒業例

先日、43歳、体外受精、採卵当日にすでに排卵していたため、AIHに変更した方が妊娠し、卒業されました。
御本人も「信じられない。ブログに書いて頂いて結構です。皆さんの励ましになればうれしいです」とおっしゃって下さりました。
ありがとうございます。妊娠例の紹介が、皆さんの励まし、参考になれば本当にうれしいですね。

この方は、43歳で来院。体外受精も選択肢に入れての治療開始でした。
当クリニックでは、体外受精の方にも卵管造影検査をおこなって頂いております。少しでも妊娠の可能性を上げる目的です。自然妊娠の可能性上昇と、卵管水腫の有無の判定をおこないます。
検査後、AIHを1回、翌周期に体外受精を予定しました。AMHは1.55
刺激は、フェマーラ-HMGでおこないました。
採卵当日には排卵後であり、AIHを施行。

体外受精であっても、卵管造影検査はおこなう意義はあると考えております。
治療は体外受精のみに絞るのではなく、広く治療法を考えて見栄は如何でしょう。
この方も来院後2か月での卒業でした。

2015年5月28日木曜日

AMH<0.1、FSH=99.6での出産報告

先日、30代前半の方からの出産報告を頂きました。
前医で、AMH<0.1、FSHは64と、ほぼ閉経に近い状態でした。カウフマンやセロフェン(飲み薬)、HMG注射でも卵胞発育しないため、当クリニック来院。薬剤を使用しないと生理も来ません。

当クリニックでも再検査しました。
AMH<0.1  LH 40 FSH 99.6 、E2<10、とより悪化し、すでに閉経状態でしたる
DHEAs、ビタミンCは低値であり、DHEA,アシストワンを使用しました。
エコーでは卵巣も卵胞もみえません。子宮鏡と子宮卵管造影検査をおこない、生理25日目からプレマリンを使用開始、2ヶ月ほどで出血(生理かも)、生理7日目で、始めて卵胞を認め、翌日排卵。
その後も、プレマリンとピルで生理をおこし、この間、小さな卵胞を認めた。メラトニンも使用開始。
半年後、生理19日目で左の卵胞を20×16mmの卵胞を認め、2回目の採卵で、1個採卵、受精し、採卵2日目に胚移植、妊娠卒業しました。ほとんど奇跡的ですね。

このように、ほとんど閉経状態の方には、プレマリンを使用して、FSHを低下させて、自然に卵胞発育するのを待つしか手立てがないことが多いのです。
HMG注射や飲み薬での排卵誘発は、もう効果がないことが多いのです。

ただ、諦めずにプレマリンを1~2ヶ月使用しても良いと思いますよ。簡単に諦めずに少し長めにプレマリンを粘って使用して観ては如何でしょうか。


2015年5月27日水曜日

AMH<0.1、40歳の方の妊娠例

40歳、AMH<0.1の方の妊娠例です。
半年前にはAMHは0..22でしたが、半年後にはAMH<0.1となりました。
生理3日目の超音波検査では、小卵胞が数個認められました。
クロミッド-HMGで誘発し、3個採卵、3個受精、2個胚移植し妊娠。1個は胚盤胞に成長し保存。
サプリメントは、DHEAとアシストワンを使用。
この方はAMH<0.1でしたが、AMH<0.1は卵胞が1個と決まっているものではありません。
その周期に採卵できる数は、むしろ生理中の超音波検査でみた小卵胞数が有用かもしれませんね。
人間はいつも同じ状態、ではありません。
AMH<0.1を固定的にとらえずに、その周期の状態を見て排卵誘発を選択してはいかがでしょか。

NHK放映後の誤解へのお詫びと御礼、ブログへの思い

NHKの放映後、ブログの更新がされずに、さぞかし露出なしがショックだったのだろうと心配をおかけしたのか、多くの方に慰められました。皆さんの温かい言葉ありがとうございます。
ご心配をかけましたが私はもう大丈夫です。  実際には、偶然その後の仕事が立て込んで、ブログの更新ができなかったのです。結果的に誤解を招き、大変ご迷惑をおかけしました。

NHK関係者の皆さまには心より感謝申し挙げます。その後のホームページのアクセス数も2~3倍に跳ね上がりました。今後も、このような番組に恥じないような診療を継続していきたいと思います。
さあ、またブログを再開致しましょう。

ただ、このブログを書いていて、いつも注意しなければならないと思っている事があります。
妊娠の方を紹介する事が自慢にならないように、と考えています。
実際には、当クリニックにおいで頂いている方々は、妊娠まで大変な努力を必要とする方が大半であり、思うような結果が得られない場合も多いのです。一方、幸運な場合も時にはあります。
うまくいかなかったことを紹介するのは難しいですし、そのようなことは多すぎて、このブログで書くことは適当ではないでしょう。
結果的に、うまくいった例ばかりを紹介することになってしまうのですが、皆さまには、その中で参考、ヒント、支え、になることを見つけて頂ければ幸いです。
うまくいった例ばかりではなく、様々な情報もできるだけ入れていきたいと思います。
質問のある方は掲示板もご利用下さい。
また、今後も一緒に考えていきましょう。

2015年5月18日月曜日

NHK Eテレ U-29 みて頂けましたか?完璧な編集でしたね。で、私はどこ?????

本日、NHK Eテレで、当クリニックの胚培養士が「U-29 人生デザイン」で紹介されました。
千葉市のモノレール、クリニックの正面からのきれいな映像(もっと看板は大きく映してもいいですよ~)、かつ、待合はぼかして、しっかりとプライバシーにも配慮して編集されていましたね。さすがです。
当クリニックの胚培養士は、直接患者さんに胚の状況を説明して、一緒に考えてくれます。その特徴をよく捉えてくれていると思います。
再放送は水曜日の夜11時半からです。見逃した方は是非観て下さいね。



で、私はどこ?????

エンディングが始まるころから番組が終わってしばらくの間、私は固まっていました。

わ た し は ど こ な の?????


番組終了直後、ディレクターからすぐに電話が来ました。
わたし(の映像)が消えてしまったとの報告です。そうならそうと早く言ってよ~~~。
クリニックの職員にも、親族にも私は出るぞ~って言ってしまったじゃないか~。
ディレクター曰く??、私の顔は、テレビコードにひっかかってしまったそうです(?)。どゆこと?
番組がホラー映画になる事を避けるべく、私の映像はすべてカットとしたようで、公序良俗の基準を適応したな~~。

今日はショックでこれ以上の仕事はできません。明日も(ショックのため?)、午前中は私の診療は(このような事態を事前に予想していたかのように、予定通りに)休診に致します。藤田先生よろしくお願いしま~す。

私にもっとパワーを~~~~~~~~~~!!


2015年5月17日日曜日

着床前診断のメリットと限界、流れとは?

日本遺伝カウンセリング学会誌が送られてきました。
IVFなんばクリニックの中岡義晴先生が「着床前診断の現状と今後」という題名で、シンポジウム論文を投稿されていましたが、参考になりましたので、私の視点での要約をご紹介致します。

日本の着床前診断(PGD)の適応は、
①重篤な遺伝性疾患児を出産する可能性のある遺伝子変異ならびに染色体異常を保因する場合
②均衡型染色体構造異常に起因すると考えられる習慣流産
です。
つまり、

着床前診断は、

1)重症の遺伝病のある場合か、

2)お二人のどちらかに染色体異常のある習慣流産の方、

のみが対象になるのです

PGDの意義としては、

1)羊水検査での異常と診断された場合に中絶するような事態を防ぐことが可能である。

2)均衡型染色体異常では、70%が流産しますが、これを防ぐことが可能である

3)流産を避けたいカップルには有効である

などが、考えられます。

一方、

PGDでの、不都合な面は、

1)PGDにより、生児獲得率(赤ちゃんが得られる可能性)は上がらない

2)妊娠するのに体外受精を必要としないカップルにも、体外受精をすることになる

PGDで赤ちゃんが得られる可能性が高くなると勘違いされている方が、少なくありません。
PGDを行うことで、正常胚が増えるわけではないのです。
むしろ正常胚に対しても、胚の一部分をはぎ取ってくる操作が必要なわけですから、正常胚の着床率が低下する可能性もあるのです。(最近のデータでは、PGDをおこなっても着床率はほぼ同じであるとの報告もありますが、正常胚の着床率が上昇するのことはないのです)
ただし、染色体異常の胚は移植しないので、胚移植あたりの妊娠率は上昇します。(欧米から一例として、胚移植あたりの妊娠率は、46%から71%に上昇した。流産率が9%から3%に低下した、などです)また、年齢が上がっても、流産率はほぼ一定の10%だったとの報告もあるようです。(PGDでも流産を完全に防げるものではないのです)

PGD実施までの準備、期間
PGDには、日本産科婦人科学会の承認が必要です。手続きには
①自施設での遺伝カウンセリング
②第三者機関での遺伝カウンセリング
③自施設での倫理委員会の承認
④日本産科婦人科学科への申請、承認

承認まで必要な期間は、平均6ヶ月かかり、その後に体外受精をするので、妊娠までは約10ヶ月かかるとの事でした。
実際には、遺伝カウンセリングや倫理委員会をもっている施設は非常に限られます。
千葉県では、実際におこなっている施設はないでしょう。
現在、日本ではわずか300例のPGDがおこなわれているようです。
今後、簡略化されて広まる可能性はありますが、その意義と限界をしっかりと理解する必要があるでしょう。









2015年5月16日土曜日

脳下垂体腺腫手術後の妊娠例(2ヶ月つながりです)

20歳代後半の脳下垂体腺腫手術後の妊娠例をご紹介致します。
脳下垂体腺腫の手術後であり、卵巣刺激ホルモンのLH<0.1、FSH0.13をかなり低く、そのままでは卵巣は眠ってしまい、排卵も生理もない状態です。生理をおこすには、ピルなどのホルモン剤を使用しますが、排卵をおこすにはHMG注射が必要です。

前医では、HMG注射でのタイミング12回、AIH4回、体外受精2回(1回目ロング法で7個採卵、2回目はアンタゴニスト法で採卵できず)とのことでした。

当クリニックでは、再度卵管造影検査をおこない、ビタミンDも投与し、HMG注射で排卵誘発し、妊娠され、胎児心拍を確認されました。直前のご紹介例と同じ来院後2ヶ月目でした。(2ヶ月つながりですね) 体外受精を受けていても、体外受精以外の方法での妊娠の可能性も同時に追求してよいのです。

この方に伺うと、HMG注射での排卵誘発で、HCGをうつタイミングは超音波検査のみでおこなっていたそうです。この方のようにLH、FSHが低い方へのHMG注射では、卵胞が2cmと大きくなっていても、卵胞ホルモン(エストラジオール)が低いことがしばしばあります。したがって、HCG投与前にはホルモン検査でエストラジオールがしっかりと分泌されていることを確認する必要があるのですね。また、HMG注射での排卵誘発では、プロベラ、ルトラールなどの黄体ホルモンは必要なのです。使用しないと高温期が短くすぐに生理が来てしまうことがしばしばおこります。

(ちなみに、クロミフェン周期では、黄体ホルモンの使用により妊娠率が上昇することはあまり期待できませんので、クロミフェン周期での黄体ホルモンは当クリニックでは高温期が明らかに短い方にのみ使用しています)

当クリニックでは、体外受精のみをお勧めしているのではなく、(ただ、体外受精もいとわない、すべての方法を考えている覚悟のある方には) しっかりと検査をおこない、少しでも妊娠する可能性を上げる為に治療の可能性をひろく考えていきたいと思います。

AMH<0.1で、体外受精で妊娠し2ヶ月での卒業例

38歳でAMH<0.1の方が、すぐに体外受精をうけて、幸運にも妊娠されて卒業されました。
この方は他院ですでにAMH0.89が低かったのですが、AIHを6回受けていらっしゃいました。
1年後のAMHの再検査でAMH<0.1であり、意を決して当クリニックにいらっしゃった方です。
当クリニックの再検査でもAMH<0.1であり、DHEAsも低く、DHEAを補充しながら、子宮鏡などの一通りの検査をおこないました。
検査終了の翌周期に、自然周期10日目におよそ2cmの卵胞を認めたので、体外受精に挑戦しました。
2個採卵でき、1個は未熟卵、1個が受精し、採卵後2日目で胚移植し、そして妊娠されました。来院後2ヶ月での卒業となったのです。
AMH<0.1でも、その値だけで諦める必要はありませんが、簡単に妊娠できるとはお考えにならないで下さいね。この方はむしろ稀な例なのです。AMHをみると本来は、もっと早期にIVFに入っていても良かったかもしれません。
当クリニックでは、38歳以上の方やAMHが低い方には、体外受精のみをお勧めしているのではなく、「何をするにも急いで行きましょう」とお話ししています。この方は結果的には体外受精での妊娠でしたが、少しでも妊娠する可能性を高めるために、はじめから体外受精のみをお勧めしているのではなく、急いで一通りの検査をして準備もしっかりとしてから進めております。
皆さんも当クリニックの方針をご理解頂きたいと存じます。
このところ、皆さんへご紹介できるような例が数例続いていますが、日々の診療、ベースをしっかりすることを心がけて行きたいと思います。
良い結果が届くように、今後も経過が順調に進むことを祈るのみです。

45歳の方の妊娠。連日の卒業のご報告

先日、45歳で初めての体外受精で妊娠し、卒業された方がいらっしゃいました。
連日の45歳クラスの方の卒業は、非常に稀な事です。
この方は、8年ぶりの再来院でしたが、この間、不妊治療はおこなってなかったとの事でした。
アンチミューラリアンホルモンは、2.52で38歳~39歳相当と、卵巣年齢は実年齢を下回りました。子宮前壁には、5cmの子宮腺筋症がありましたが、子宮内腔の変形、拡大はありませんでした。
クロミフェン-HMG-アンタゴニスト法で排卵誘発し、4個採卵、3個正常受精し、2個胚移植して妊娠し、今回の卒業になりました。
事前検査で、ビタミンC、D、DHEAsが低かったので、アシストワンと、DHEAを補充しました。年齢が高いため、事前におこなえる準備はすべておこなっての挑戦でした。
昨日も、46歳の方の卒業をご報告しましたが、AMHは実年齢以上に若く、卵子も複数採取できました。やはり、好条件がそろう必要がありますね。
この方も、今後の経過が順調であることをお祈りするのみです。
また、同じようなうれしい結果が得られるように、引き続きがんばっていきましょう。

2015年5月15日金曜日

46才の方の卒業。今年トップかも。

先日、46歳の方が妊娠し卒業されました。今年トップの年齢で、今まででもトップタイの年齢だと思います。
45歳で3年ぶりの体外受精再挑戦でした。
4個採卵し、4個受精。2個新鮮胚移植し、化学的妊娠。胚盤胞が1個でき、凍結保存。
今回、凍結胚盤胞を移植し、妊娠、卒業の運びとなりました
この方は、特別な方法は何もせずに、クロミフェンのみでのシンプルな体外受精でした。
胚培養士の技術の真っ向勝負、とでもいいましょうか。クリニック、胚培養室の地力の見せ所であったかもしれません。
通常は、年齢的には採卵できた卵子の8割は染色体異常であり、正常受精、胚盤胞到達、胚移植することさえ、なかなか難しい状況なのです。しかし、このような順調にいく方もいらっしゃるのですね。ですから、年齢的には妊娠が非常に難しいのですが、年齢のみで諦めるようなことは言えないですね。
私たちのする事は、今後もこのような幸運な方がひとりで増えるように地力をつけていきたいと思います。
あとは妊娠経過が順調に経過する事をお祈りするのみです。

5月18日放送 NHK Eテレ 「U-29 人生デザイン」の 予告編が更新されました!

5月18日(月)7時25分放送の、NHK Eテレ 「U-29 人生デザイン」の予告編

が昨日更新されました。U-29世代の「人生の選択」を描く密着ドキュメント番組ですが、今回当クリニックの胚培養士が取り上げられます。
番組ナレーターは、俳優の松坂 桃李さん。聞いたことがあるぞう。たぶん今人気の、イケメン俳優でしょう。
予告編は24秒で、当然私は出てきません。(あったりまえだろ~~~!すみませんm(_ _)m 初めての顔文字使用です)

ウィキペディアによると、
「U-29世代(29歳以下)」の悩みや不安に加え、新たなチャレンジを通して、“社会に出るとは○○○ なんだ”を描く“生きかた番組”で、内容は主人公の仕事や暮らしの様子をドキュメントして、働く醍醐味や、収入と支出、さらには、オンとオフの過ごし方を伝える。なお、この『人生デザイン U-29』という番組タイトルは、「自らの人生をデザインしようと奮闘中の29歳以下代表」という意味が込められている」との事です。

なるほどなるほど、
直前になって、すでに編集も終えているはずの時期に、番組の勉強をしている私の不勉強さ。撮影されたスタッフもさぞかしトンチンカンなことを言っている院長だと思ったかもしれません。しかし、それはプロでしょう。しっかりと編集して、スーパーな院長に仕上げてくれていると期待しています。
さて、ブログでは、あたかも自分が主役であるかのような宣伝をおこなっている、(完全な勘違いオヤジか~~の)私の姿をご覧あれ~~~!

2015年5月10日日曜日

他院で反復不成功だった方からの出産報告2例

先日、他院で反復不成功であった方から同時に出産報告が届きました。
偶然の妊娠の可能性もありますが、参考になることがあるかカルテを見直してみました。

1)年齢30才中程 他院2施設で、3回の採卵

 
 
 アンチミューラリアンホルモン(AMH)は、2.05と40才相当と高くはありませんでしたが、超音波検査ではPCOのようでした。卵管水腫があり、すでに両側の卵管は切除されていらっしゃいました。
前医では前回13個の採卵で受精卵が得られなかったようです。これはPCOによる未熟卵であったのかもしれません。今回はHMG-アンタゴニスト法で誘発し、卵胞数は多めでしたが、ある程度卵胞が大きくなるのを待ちました。
その結果、30個の採卵、受精は体外受精と顕微授精の両方をおこなうスプリット方を採用しました。その結果は、体外受精で10個中7個受精、顕微授精で10個中8個受精しました。また、最終的に8個の胚盤胞を凍結保存できました。
その後、凍結胚盤胞移植1回目で妊娠、今回の出産となったのです。
この方は、ビタミンC、ビタミンDが低めで、酸化ストレスが高い方でした。総合ビタミン剤のアシストワンを 使用し、OHSS傾向がありましたが成熟卵を多く得る目的で卵胞が大きくなることを粘ったのです。結果的には、多くの胚盤胞も保存できました。PCOの方には、まずはマイルド法が採用されます。この方はすでに前医で2回マイルド法を受けていたので今回は中等度のHMG-アンタゴニスト法を採用したのです。排卵誘発は様々あり、それぞれメリット、デメリットがあるのです。「元も良い方法」が決まっているのではないのですね。同じ方法のみでなく、別な方法を試すのも一つの対策です。
一方、AMHは2.05とむしろ低めであったのに、予定より採卵数がかなり多くなってしまいました。AMHも絶対的な指標とは考えてはいけないと、認識させられた例でした。
 
 
2)30代後半  前医で採卵7回、胚移植を9回受けていました。
 
 

 AMHは1.33と43才相当と低く、DHEAsも低めのためDHEAを使用。酸化ストレスは中等度でさほど高くありませんでしたが、ビタミンCが低めで、治療経過もありアシストワンも使用しました。
前医では着床障害の疑いを指摘されていましたが、子宮鏡検査では問題なし。
治療経過に大きな問題はない(最高6個の採卵)と判断し、前医と同じHMG-アンタゴニスト法で排卵誘発。10個採卵し、男性因子により顕微授精を施行し、培養には新型の培養器のエンブリオスコープを使用。10個中8個受精し、2個胚移植し妊娠。今回の双子の出産となりました。
この方は、特に有効であった方法が何かは分かりません。
しかし、「着床障害」とは現時点での臨床では、重症の卵管水腫がない事を確認し、子宮鏡で子宮内をしっかりと検査しておけば十分なのです。
「特別な着床障害」があるかのような「雰囲気」があまりにも大きく取り上げられている傾向を感じます。
着床するかどうか(つまり妊娠するかどうか)は、漠然とした子宮との間の着床障害があるのではなく、胚の状態(つまり卵)が良いかどうかが大きいのですね。
 






新医師のご紹介(Dr.熊耳)

5月より、熊耳(くまがみ)医師が、当クリニックの診療に加わりました

熊耳敦子医師は、藤田真紀医師と同じく医学博士であり、また、臨床遺伝専門医でもあります。
遺伝関係にも詳しいので、遺伝について詳しく知りたい場合には、熊耳医師の予約をお取り下さい。
なお、新体制により、土曜日の診療も、医師二人体制でおこなえるようになりました。
今までは、土曜日には、待ち時間が長くなり皆さんにお不便をおかけしましたが、今後はかなり改善されています。今後も様々改善できるように努力してまいります。
熊耳医師からのコメントを ご紹介致します。

「赤ちゃんに会いたい」という想いに向かって、患者様と共に歩んでいく医療を目指したいと考えております。

不妊治療においては、共に情熱を注ぎ、共に悩み学び、そして共に信じることが大切だと思っておりますので、どのようなことでも気軽にお問い合わせください。

また、家系内の病気(病状)が赤ちゃんに遺伝するか教えてほしい、出生前診断について詳しく知りたい、等の遺伝に関わるご相談にも対応致しますので、宜しくお願い申し上げます。」

ブログアクセス連日1000件超えの御礼

先日、ブログへのアクセス数が、連日1,000件超えました。
1ヶ月前は、所用が重なり、ブログの更新が滞っていましたが、GW中に充填しましたところ、急速にアクセス数が増加しました。
皆さんの早い反応と注目に驚き、そしてまた今後も様々な情報の提供を継続していかなければ、との良い意味での重責を感じました。
以前も述べさせて頂きましたが、皆さんの妊娠、出産は私の喜びでありパワーを頂けるのです。
なかなか良い結果が出ずに、苦しい思いをすることの方が多いのですが、それだけ良い結果が出たときの喜びは(もちろん当事者のみなさんの方が大きいとは思うのですが)私にとってもひとしおなのです。
昨日、新人歓迎会がありました。(写真を撮るのを酔っ払って忘れてしましました。残念!今後は私が酔っ払っても、イベントの写真を忘れないように担当にお願いしましょう)
今後も職員全員で、皆さんと一緒に共通の目的に向かってがんばっていければと願っています。


すでにお知らせしていますが、
高橋ウイメンズクリニックがNHK、Eテレで、放送される事になりました。
胚培養士という仕事が、どのようなものかを紹介する番組です。
5月18日(月)午後7:25~(24分番組)
NHK Eテレ 
「人生デザイン U-29~岡部美紀・胚培養士~」です。
生殖補助医療(高度生殖医療)は医師だけで診療ができるものではなく、専門的な、看護師、医療事務、胚培養士、カウンセラーなど、チーム医療が必要なのです。
胚培養士はヒトの卵子を扱う重要な役割を担っているのですが、日々奮闘している仕事ぶりを理解して頂ければ幸いです。

2015年5月7日木曜日

2015年4月の妊娠数報告

皆様、GWも終わりましたが、どのように過ごされましたでしょうか。
私は,今年は旅行に行くわけではなく、のんびり?と気にかかっていた雑用をして過ごしました。
少しは、また自分を振り返る時間も得られたと考えています。やはり休暇は必要ですね。

気持ちを新たに、また仕事に邁進致しましょう。
皆さんの妊娠は、やはり私にはとてもうれしい事であり、がんばれる源なのです。

さて、2015年4月の妊娠数をご報告致します。

2015年 4月の妊娠数 91例 

ART妊娠    79例    (内訳:  IVF 21例  ICSI 11例    凍結胚移植 47例) 

 AIH妊娠    6例     

その他一般不妊治療   6例  (タイミング、クロミフェンなど) 

4月の妊娠数91例はとても惜しいです。連続100例突破とはいきませんでした。
しかし、4月の91例の妊娠は、4月妊娠数の歴代トップタイ(2010年)です。
4月までの妊娠数は336例であり、年間妊娠数1,000例のペースを維持しています。
このままのペースを油断せずに継続していきたいと思います。

すでにお知らせしていますが、
高橋ウイメンズクリニックがNHK、Eテレで、放送される事になりました。
胚培養士という仕事が、どのようなものかを紹介する番組です。
5月18日(月)午後7:25~(24分番組)
NHK Eテレ 
「人生デザイン U-29~岡部美紀・胚培養士~」です。
生殖補助医療(高度生殖医療)は医師だけで診療ができるものではなく、専門的な、看護師、医療事務、胚培養士、カウンセラーなど、チーム医療が必要なのです。
胚培養士はヒトの卵子を扱う重要な役割を担っているのですが、日々奮闘している仕事ぶりを理解して頂ければ幸いです。



2015年5月6日水曜日

高齢(38~42歳)婦人の治療方針は何を選択すべきか?

高齢(38~42歳)婦人の治療方針は何を選択すべきなのでしょうか。
当クリニックでも、「37歳以上の方は、体外受精も選択肢に入れて頂けますか」(体外受精しかありません、と言っているのではありません)とお話ししています。

2014年、アメリカ生殖学会雑誌から(抜粋)ではどうだったでしょうか。
妻が38~42歳  原因不明  6ヶ月以上の不妊カップル

クロミフェン-AIH  51組
FSH注射-AIH   52組
すぐにIVF      51組    にそれぞれ2周期行い、妊娠率を比較した。

2周期での累積妊娠率は
クロミフェン-AIH   21.6%
FSH-AIH        17.3%    (クロミッド-AIHとの妊娠率に有意差はない)
IVF            49.0%     IVFではやはり妊娠率が高かった

最初の2周期のAIHで妊娠しなかった患者が、IVFに切り替えた場合、最終的には、3つのグループで出産率は同じになった。

したがって38~42歳の原因不明カップルでは、
結果を急ぐ場合には、すぐに体外受精を、
コストパフォーマンスを考えるならば、体外受精前に2回程度のAIHを入れてよい、との結論でした。
これは、高橋ウイメンズクリニックでの考え方ともほぼ一致しています。
卵管に異常がなく、精子も正常ならば、体外受精のみでなくAIHやタイミングでの妊娠の可能性もあるのです。体外受精のみに治療を限定する必要はなく、併用しても良いのです。

一方、43歳以上では体外受精での妊娠率も極端に低下します。やはり40歳以上では早期の体外受精も考えて頂く方が良いでしょう。
また、今回では、卵管に問題があったり、子宮内膜症、子宮筋腫、精子の状態不良、などのあるカップルは含まれません。このような問題がある場合には、体外受精の導入はより早期にした方が良いでしょう。




2015年5月5日火曜日

5月18日当クリニックがNHK Eテレで放送されます!皆さんみて下さいね。

皆さんにお知らせです。

何と! 高橋ウイメンズクリニックがNHK、Eテレで、放送される事になりました。じゃじゃ~~ん!(このフレーズも古いか)

当クリニックもよくNHKに取り上げられるように良くなったものです。感慨深く、思わず泣けてきます。(なんて、ちょっと大げさ過ぎますでよね~)

実際には、クリニック自体が取り上げられるのではなく、胚培養士という仕事が、どのようなものかを紹介する番組です。

5月18日(月)午後7:25~(24分番組)

NHK Eテレ 

「人生デザイン U-29~岡部美紀・胚培養士~」です。

胚培養士という職業は、まだ一般的にはよくは知られてはいません。しかし、生殖補助医療(高度生殖医療)は医師だけで診療ができるものではなく、専門的な、看護師、医療事務、胚培養士、カウンセラーなど、チームでの医療が必須なのです。胚培養士はその一翼を担い、ヒトの卵子を扱う重要な役割を担っているのです。

放送規定があり、私も実際にどのような映像に仕上がるかは事前には分かりません。しかし、体外受精、顕微授精、凍結胚など、まだ技術の歴史は新しく、分かっていないことも少なくない、その様な中で、ヒトの卵子を大切に扱っていく胚培養士の日頃の奮闘ぶりを垣間見ることができると思います。

当クリニックの特徴としては、卵子や胚の状態は、胚を直接扱っている胚培養士が、患者さんに直接説明しています。当クリニックの培養士は、おそらく、日本で最も患者さんに近いグループに入る培養士だと思います。

このように、もちろん?私が主役ではありません。やはりくたびれたオヤジでは、絵にならないのでしょう。ですが、少しは私も映ると思いますので、ホラー映画の感覚で観ては如何でしょうか?なお私の顔が思い出されて、夜中にうなされそうな場合には、指の隙間からご覧下さい。

(この部分を強調する意味が分かりませんか? 大丈夫! 書いている私もよく分かりません!)

近日公開!!!!  請うご期待!!

 
 
 

 

2015年5月4日月曜日

サプリメントは、いつまで続けるのでしょうか?、

最近、当クリニックでお渡ししているサプリメントをいつまで使用するか?との問い合わせが増えてきました。
今回、整理しましたので、皆さんにもお知らせ致します。

 

妊娠したらやめるサプリメント

1)アシストワン
 アシストワンには、十分量のビタミンC、D、葉酸などが含まれており、このビタミン類は妊娠しても服用して問題ありません。しかし、コエンザイムQ10 、アルファリポ酸、Lカルニチンなどの抗酸化物質は、危険ではないのですが、妊娠中の服用は保証されていませんので、妊娠がわかったらやめましょう。
2)DHEA
 DHEAは男性ホルモン、女性ホルモンの大元のホルモンであり、すでに体内にたくさんあるホルモンです。通常、測定して低下している方に使用しているので、妊娠しても大きな問題はないはずですが、これも妊娠中の使用が保証されているものではないので、妊娠がわかったならば中止して下さい。
3)メラトニン
 メラトニンは睡眠ホルモンで強い抗酸化作用があります。メラトニンもすでに体内にあるもので危険ではありませんが、妊娠中の保証がされていませんので、妊娠が分かった時には中止して下さい。
4)レスベラトロール
 強い抗酸化物質で、長寿遺伝子のサーチュインのスイッチを入れるとされます。
 危険ではありませんが、これも妊娠中の安全性が保証されていませんので、妊娠が分かった時点で中止して下さい。


妊娠しても使用継続して良いサプリメント

1)葉酸
 葉酸は本来は妊娠前からのんで下さい。1日400μgの量が推奨されています。赤ちゃんの神経系などの発育を促進します。妊娠しても服用して結構です。少なくとも妊娠12週までは使用して下さい。その後も使用を継続して問題ありません。

2)ビタミンD
 ビタミンDは、妊娠しても使用を継続して結構です。ビタミンDの低下は、妊娠しにくくなりますし、妊娠しても妊娠中のトラブルの増加につながります。実際には、日本人の約半数がビタミンDが不足しています。当クリニックでは,実際にはビタミンDを測定して低下しているかたに使用をお勧めしています。しかがって、そのような方は妊娠してもビタミンDを継続する方がよいでしょう。


サプリメントのブログの紹介

当クリニックでは、サプリメントとして、

総合ビタミン剤   アシストワン

葉酸         アシストFA(エフエー)

ビタミンD      アシストD

 を採用しています。

 当クリニックと提携している、(有)千葉アンチエイジング研究所のホームページhttp://www.chiba-aa.comでは、主に生殖とサプリメント、生殖とアンチエイジングのブログを開設しました。

このブログは共同執筆で、アシストワンの共同制作者の細川忠宏さん(株式会社パートナーズ代表取締役)http://www.babyandme.jp/と、小浦ゆきえさん(健康食品アナリスト、NR・サプリメントアドバイザー)http://www.e-quartet.com/との3人でおこなっております。

3人の異なる視点から、どのように妊娠しやすい生活をするか?などの参考になる情報やヒントが得られるのではないかと思います。生殖医療とサプリメント、アンチエイジングの様々な情報を今後も提供していきますので、一度、千葉アンチエイジング研究所のホームページを訪問してみて下さい。