2015年2月25日水曜日

44歳の卒業例。今年の最高齢です。

44歳の方が卒業されました。今年の最年長の方ですのでご紹介致します。
43歳で来院。幸いにAMHは2.45と38~39歳相当でした。
前医での不妊治療はタイミングのみでしたが、年齢を考えて当クリニックでは側体外受精をお勧めしました。
2回のAIH、3回の体外受精でも妊娠せず、凍結胚もありませんでした。
4回目の体外受精では、11個採卵、2個新鮮胚移植で妊娠するも流産。2個、胚盤胞凍結し、今回1個の凍結胚移植で妊娠、卒業となりました。
排卵誘発は、HMGアンタゴニスト。アシストワン、DHEA、メラトニンなども使用していました。
この方は、AMHも高く、たくさんの卵子も採卵できました。非常に条件の良かったことがこの結果につながったと思います。
今年の最高齢の方ですが、今後もこのような方が少しでも増えるように、また改善していきたいと思います。

2015年2月20日金曜日

緊急告知!?千葉市の不妊治療講演会(藤田真紀先生の講演)

高橋ウイメンズクリニックで、診療を手伝って下さっている、藤田真紀先生の講演会が、千葉市保健所で、2月21日(土)に開催されます。

藤田先生は、千葉市の要請応じて、月1回、千葉市保健所で不妊相談をおこなってきました。今回、初めての試みとして、講演会が開催されることになったのです。

直前のお知らせですが、千葉市在住の方で、不妊治療を考えている方、不妊治療を始めて間もない皆さんも、是非参加されてみては如何でしょうか。

講演会
「こどもがほしいと思っているあなたへ ~不妊ってどんなこと?~」

「不妊」ってどういうこと?
不妊治療を受けようか迷っているけれど、実際の検査や治療はどんなことをするの?
産婦人科医が、不妊に関する疑問にお答えし、実際の不妊治療について講演します。

日時:平成27年2月21日(土曜日)10時00分~11時30分

講師:産婦人科医 (これは藤田真紀先生の事なのですが、千葉市のホームページでは、単に産婦人科医ですね。もっとアピールして欲しいものです。)

対象:市内在住で、不妊治療を検討中または不妊症ではないかと心配をしているご夫婦

会場:千葉市保健所1階
定員:20人
電話予約制

申込期間:1月1日~2月20日

申込先

千葉市健康支援課
電話043-238-9925

詳しくは、千葉市健康保険課にお問い合わせ下さい。藤田先生がんばれ~~~!!


2015年2月16日月曜日

AMHの記事

日本産婦人科医会報で、当クリニックと同じJISARTグループの名古屋の浅田レディースクリニックの浅田義正先生の「AMHの意義」についての記事がありました。
AMH(アンチミューラリアンホルモン)は「卵巣に残っている原始卵胞の量と相関するため、卵巣に残っている卵子の目安としての卵巣予備能の良いマーカーとして注目されてきた」ものです。
当クリニックでも、不妊治療の方には全員に受けて頂いていますが、再検査をすると、以前よりも上昇していることで、疑問を持つ場合や、AMHが0.1未満の感度以下の時に、妊娠できにくいとか、卵子がないと受け取る方もいらっしゃるので、浅田先生の記事から、ご紹介、ご説明致します。

1)AMHの変動係数(イメージは誤差)は15%程度ですので、30%ぐらいの変動があるのです。つまり、0.85と1.0や1.15は、ほぼ同じぐらいの値であると考えても良いということになります。
少々の上下で、高くなった、低くなった、とは判断はできないのですね。あくまで、目安として考えた方が良いですね。

2)年齢別のAMHは以下のように示されます。図1では、同じ年代でもかなりのばらつきがあるのが分かりますでしょうか。実際には、個人差が大きく、「正常値」を設定はできないのです。
したがって、図2のように、平均か中央値で、年齢ごとの値の目安にしているのです。


3)AMHがであっても、原始卵胞が全くない事ではないのです。AMHが低いことと、卵子の老化や質とは関係ないのです。

4)1ヶ月に1,000個の卵子が消滅しますが、これは、排卵、月経、治療の有無にかかわらずに消滅します。月経異常で産婦人科を訪れた場合には、早発卵巣機能不全の早期発見のためにAMHを測ることをお勧めします。また、既婚未婚に関わらず、30歳になったら1度はAMHを測定して、女性の人生設計に役立てて欲しいものです。

2015年2月11日水曜日

久しぶりの妊娠10例達成!(2015年2月)

先日、久しぶりに、1日の妊娠例が10例に達しました。
最近は、やはり体外受精関連の妊娠例が多いのですが、妊娠例が多いと私も元気が出ます。
職員もやはりうれしいようで、こころなしか職場に活気がでるように感じます。妊娠10例に達すると、大入り袋(?)がでます。本当は大入り袋ではないとは思うのですが、とにかく職員のみんなが一緒に喜べると良いのです。
今後、もっと頻回に出るとまたそれに合わせて、私自身も、職場も元気になると非常にうれしいですね。
翌日も通常の2倍ぐらいの妊娠例があったので、元気は続きました。
今後も、一人でも多くの皆さんが妊娠、出産にたどり受けるようにがんばりたいと思います。
エイエイオ~!って、あまりに古すぎ!?

2015年2月10日火曜日

臨床心理士:小倉智子先生の記事を見て頂けましたか?

 2015年春号の「赤ちゃんが欲しい」の27ページに、当クリニックでも心理カウンセリングをおこなっている、臨床心理士の小倉智子先生の記事が載っていましたが、皆さん見て頂けましたでしょうか。
 小倉先生はNPO法人Fine 主催の「不妊ピア・カウンセラー養成講座」の講師もされています。
 不妊治療は様々なストレスがあり、皆さん悩まれている方も多いのですが、少しでもそのストレスを改善できるようにがんばっておられるのです。
 幸いなことに、当クリニックでもカウンセリングをして下さっていますので、皆さんも一人で悩みを抱えるのではなく、小倉先生とお話に来られては如何でしょうか。
 予約は、当クリニックのホームページから可能ですよ。
 また、小倉先生のホームページ(カウンセリング便りhttp://ameblo.jp/reproductivecounseling)も訪問してみて下さいね。



卵管移植の妊娠例(今では歴史的な妊娠例なのですね)

 当クリニックの古いカルテを整理している際に、当クリニックでの手術例ではないのですが、このような妊娠もあったのだという、今後は見られないであろう妊娠例があったのでご紹介致します。
 不妊治療では、過去に様々な挑戦の歴史があって、現在の不妊治療も様々な挑戦、試行錯誤の真っ只中であることを感じて頂ければ幸いです。

 症例は、30歳前後の卵管自己移植妊娠例です。
 この方は当クリニックで自然妊娠したのですが、その時は子宮外妊娠で、右の卵管を切除しました。
 手術後の卵管造影検査と子宮鏡検査で、右単角子宮、左副角子宮(子宮の痕跡のみで子宮内腔がない)であったのです。したがって右の子宮には卵管がなく、左の卵管には瘢痕の子宮のみで子宮内腔が内状況であったので、残っている卵管は子宮に繋がっておらず、このままでは絶対に妊娠しない状況でした。
 現在では、体外受精をすればこのような方も妊娠可能なのですが、当時、体外受精と卵管移植の選択肢をお示しし、御本人は卵管移植を希望されたので、子宮移植のできる施設をご紹介致しました。 
 手術は、残っている左卵管の断端を反対側まで引っ張ってきて、右単角子宮の卵管角とを顕微鏡下(マイクロサージェリー)に端々吻合(たんたんふんごう)したのです。
 その後、帝王切開で出産後に当クリニックを訪れて下さり、顛末をしることができました。
 卵管手術は成功しており、その後子宮内に妊娠されたのでした。

 この手術をおこなった医師は、すでに定年退職されており、現在この手術をおこなえる経験者はなかなかいないのではないでしょうか。記憶ももう曖昧ですが、私も2例ほど手術の助手を務め、1例術者の経験がある程度です。今では卵管のマイクロサージェリーをおこなうこと自体ほとんどなくなっていると思います。
 体外受精が広まっている現在、今後はこのような手術をすることはなかなかないとは思いますが、過去にはこのように様々な挑戦がなされたことを皆さんにご紹介致しました。
 現在も多くの医師が様々な挑戦をしている最中なのです。ですからこそ、皆さんと一緒にがんばって挑戦しているのです。

2015年2月9日月曜日

抗精子抗体(精子不動化抗体)にまつわる2例の妊娠

古いカルテを整理していて、精子不動化抗体のまつわる2例の妊娠例がありましたのでご紹介致します。
1)33歳、妊娠歴なし。精子不動化抗体定性検査で陽性。不動化抗体定量検査(SI50) で3.4と陽性でありますが、抗体価は低めでした。精子不動化抗体陽性の場合には、自然妊娠や人工授精での妊娠は困難であり、一般的にはすぐに体外受精が勧められます。
しかし、抗体価は上下し、精子不動化抗体も低い場合には自然妊娠することもあり得ます。
今回は、比較的抗体価が低かったので、御本人とも相談してしばらくタイミングで見ることになりました。そして、子宮卵管造影検査4ヶ月後、クロミフェン周期で[自然妊娠し、卒業されました。

2)30歳超の方です。他施設で、精子不動化抗検査が、定性検査でも、定量検査でも陽性とのことで、体外受精(採卵2回、胚移植4回)を受けていました。しかし、この方は過去に自然妊娠・出産の経験がありました。前例のように、精子不動化抗体が陽性でも妊娠例はあるので不思議ではないのですが、念のために当クリニックでも、精子不動化抗体の定性、定量検査をおこないましたところ、両方とも陰性の検査結果でした。その後、御本人に結果をお話しし、人工授精1回目で妊娠されました。

精子不動化抗体はこれが女性に存在すると、子宮頸管部や子宮内で精子に抗体が付着し、精子の動きを止めてしまうので、自然妊娠や人工授精での妊娠が非常に難しくなるのです。この検査には、定性検査と定量検査があることをご存じでしょうか。
定性検査(SIV)は、陽性、陰性のみを判定します。
定量検査は、SI50といって、抗体の高さを測定します。抗体の強さにも変動があり、抗体価が高いと、一般不妊治療での妊娠は難しいのですが、抗体価が低い場合には、自然妊娠や人工授精での妊娠もあり得るのですね。
ここで、注意する点は、
1)1回の検査結果で、絶対に正しいと決めつけないことです。2例目のように、原因は分からないのですが、検査結果が異なることがあるのです。他の場合でも、もし検査結果と症状との間に疑問があるようならば、再検査をする事が必要なのですね。また、抗体価が陰性と陽性のぎりぎりだと、調べた時の抗体価の上下により、定性試験では陽性になったり、陰性になることもあるのです。
2)精子不動化抗体が陽性でも、抗体価が低い場合には一般不妊治療での妊娠もあり得るので、人工授精なども試してみる意義はあるのです。
3)定性検査で、「強陽性」と結果が帰ってくることがあります。しかし、これは抗体価が高いこととは一致しないようです。抗体価を調べるには、定性検査(SI50) が必要なのです。当クリニックでも、定性検査が陽性の場合には、定量検査の為の採血を別の日にして、確認試験をしています。実際にこれにより、定性反応の偽陽性(実際には陰性だった)例もあるのです。

一般的には、1回の検査がすべて正しいとは決めつけない方が良いですね。また、医療は、0か100かではないのです。総合的に判断する必要があることをご理解頂きたいと思います。

2015年2月8日日曜日

TWCの診療スタイルへの誤解?すぐに体外受精なのですか?

最近、高橋ウイメンズクリニックへの診療姿勢への誤解を感じた事がありましたので、皆さんに当クリニックの診療姿勢を改めてご説明致します。

どのような誤解だったかをまずは申し上げます。「TWCにいくと、すぐに体外受精になってしまう」と考えていて、来院をためらっていた、との事でした。

ホームページでも、6ヶ月以内の体外受精も選択肢に入っているかたを受け入れているので、このように理解されてしまうのでしょうが、もう少し正確にご説明致します。

現在、当クリニックでは、「積極的に妊娠したいと考えている方」のみを受け入れています。これは、当クリニックの現状のマンパワー、施設の許容量によります。

最近では、年齢の問題で、時間的に余裕がない方が多くなっているのです。したがって、「一刻も早く妊娠、出産を出来る様に、治療を急いで下さい」とお話ししているのです。その手段としては、体外受精にのみ依存するのではなく、タイミングや人工授精も並行してお勧めしています。実際には「37歳以上の方には、体外受精も選択肢として考えて下さい」とお話ししています。ただし、これは体外受精しか方法がないと言っているのではありません。このブログでも、体外受精外の方法での妊娠例も積極的にご紹介している事からもご理解頂けると思います。「お勧めしているのは体外受精を急ぐことではなく、治療と妊娠を急ぐ事」なのです。 

妊娠に向けては、総合的に検査と治療をおこなっています。体外受精のみで効率の良い妊娠が得られるのではありません。良い卵子を得るためには、アンチエイジング医療を応用しています。肥満がある場合には解消し、血流を良くする為には体を動かして頂きます。またアンチミューラリアンホルモンや、ビタミンDやC、酸化ストレス、DHEAsなどを測定して、必要に応じて、葉酸やビタミンDや、総合ビタミン剤のアシストワン、メラトニンや遠赤外線のサンビーマーなども考慮します。重症の卵管水腫には吸引術や、最近では卵管水腫硬化療法も導入しています。子宮内腔のポリープがあると体外受精でも着床が阻害されます。最近、着床障害が気にかかる方が増えていますが、着床障害の最も重要な検査は、子宮鏡による内膜ポリープや粘膜下筋腫の検査と、重症の卵管水腫がないことを確認することが最も重要なのですね。

私は、むしろ卵管にこだわりを持って性器クラミジアの研究や、腹腔鏡、卵管鏡下卵管形成術、子宮鏡などの内視鏡の手術もおこなってきました。

内視鏡手術は、できるだけ自然妊娠を目指しておこなってきました。現在、日本産科婦人科内視鏡学会の、子宮鏡手術の技術認定医の認定を受けています。腹腔鏡手術は、現在の入院施設のない施設では困難なので、現在はおこなっておりませんが、日帰りの子宮鏡下手術は年間100例を超えており、千葉県では最多ですし、全国でも屈指の手術数です。子宮鏡検査をすればこれだけの問題が実際にはあるのですね。なかなか着床しない方には子宮鏡検査は是非お勧め致します。

選択的卵管開通術は特殊な方法で、全国でもごく少数の施設でのみ行われています。通常の子宮卵管造影検査で子宮と卵管の境の卵管間質部が詰まっているときに、そのまま継続して特殊なカテーテルを使用して、卵管の入り口にカテーテルをあてて圧力をかけることで、半分はその場ですぐに開通します。時間は2~3分の追加時間で終了します。

それでも開通しない間質部閉塞には、卵管鏡下卵管形成術がおこなわれます。これも千葉県では3施設ぐらいだと思います。

性器クラミジアは卵管に癒着をおこし、女性に最も多い卵管不妊をおこします。実際に私は性器クラミジアの研究でアメリカ、シアトルのワシントン大学に留学してきました。また日本性感染症学会専門医も、クラミジア感染の研究/発表を通して取得しました。女性の不妊症の原因として最も多い性器クラミジア感染の予防にも千葉STI研究会などを通して関わっております。

当クリニックは、不妊治療を積極的に考えている方に全力を尽くすことで精一杯な現状なのです。 「不妊症の検査だけ」「とりあえずタイミング療法まで」「人工授精まで」と考えている方は、必ずしも当クリニックである必要はありません。お待たせする時間は長くなり、むしろ当クリニックでの治療は適当ではなく、ご満足も頂けないでしょう。

当クリニックの不妊治療の姿勢を再度説明させて頂きました。

皆様の早期の妊娠、出産を得られるために、当クリニックのすべての技術/総合力を注いで治療に当たる姿勢であります。ご理解を頂き、皆様と一緒に引き続きがんばっていきたいと思います。

2015年2月5日木曜日

反復不成功の染色体異常(ロバートソン転座)を持つ夫婦への総力治療例

習慣流産・不育症の基本検査に、お二人の染色体分析検査があるのですが、「染色体異常があっても治療できないから検査しません」というお声をしばしば聞きます。しかし、染色体異常があっても妊娠、出産は可能である事が多く、基本的な大切な検査なのです。
話はそれましたが、染色体異常の一つに、ロバートソン転座があります。
今回、ご主人がロバートソン転座であったカップルが妊娠・卒業されましたので、ご紹介致します。
妻は40才前の方です。千葉近辺のクリニックですでに5回の採卵、3回の胚移植を受けるも妊娠せず来院されました。

夫は14番と21番の染色体のロバートソン転座で、顕微授精を必要とする重症の乏精子無力症でした。これは、14番と21番の染色体の短腕(短い染色体)がなくなって、長腕(長い染色体)どおしがくっついてしまったものです。しかし、染色体は2対あるので、正常な方が赤ちゃんに行けば正常な染色体になるのです。実際には、生まれてくるお子さんは、正常か、お父さんと同じ染色体で問題なく生まれてくるのです。トリソミーという染色体が多くなって生まれてくるお子さんは、だいたい1%程度であり、染色体が少ない場合にはすべて流産になります。つまり夫婦のどちらかが染色体異常があっても、生まれてくる子供はほとんど問題がないことが多いのですね。実際には染色体異常の形式により、確率・頻度は異なりますが、染色体異常があっても妊娠・出産を必ずしも諦める必要はないのです。

妻には、いくつかの対策をとりました。前医では2回は採卵できなかったこと、AMHは2.83と卵巣予備能は十分あったこと、採卵数は多い方が良いことより、
①ロング法を採用しました。
②肥満であったので、血糖検査をおこないました。境界型糖尿病であったので、栄養相談をおこない、糖尿病薬のメトグルコを使用しました。メトグルコにより卵子の質の向上が期待できるのです。
③血管年齢検査では46才相当と、動脈硬化傾向とEPA検査でも低値であったので、血液もさらさらにするエパデールを使用。
④ビタミンCは6.0、ビタミンDは17.7と、両方ともかなり低く、酸化ストレスも強いため、DHEA、アシストワンを使用しました。
⑥新型培養器のエンブリオスコープも使用する事しました。
その上でしっかりとHMG注射も行い、前医では最高6個の採卵でしたが、当クリニックでは12個採卵しました。8個ICSIし、7個受精、2個胚盤胞凍結しました。
その後、ホルモン補充周期で1個胚移植し、1回目の採卵により、妊娠・卒業となりました。
見直して見ると、当クリニックでのほぼすべてを網羅した、総力を結集した対応だったと思います。
どれが最も有効であったかは実際には明確には分かりません。しかし、一つの方法でうまくいくことはむしろ珍しいのではないかと思います。妊娠に向けて様々な方向から改善を目指す必要があると思います。
今後も、より多くの引き出しを作って、皆さんに提供できるように勉強・;努力していきたいと思います。


2015年2月3日火曜日

2015年1月妊娠数 新しい年の始まり

新年も2月に入りました。2015年1月の妊娠数をご報告致します。

2015年 1月の妊娠数 58例
 

ART妊娠    26例    (内訳:  IVF 2例  ICSI 3例    凍結胚移植 21例) 

 AIH妊娠    14例     

その他一般不妊治療   18例  (タイミング、クロミフェンなど) 

1月の妊娠数58例は、昨年1月の妊娠数を上回りました。
IVF、ICSIの妊娠数は、採卵をした周期の新鮮胚移植の妊娠数ですが、1月は採卵数自体が少ないので妊娠判定自体が月末以降になり少ない妊娠数になります。凍結胚移植は、新年すぐにおこなえるので、立ち上がりは早くなります。

さあ、新しい年が始まりました。
よりたくさんの皆さんが妊娠、出産にたどり着けるよう、より良い成績をお示しできるように、今年もまたがんばって挑戦していきたいと思います。今年も一緒にがんばっていきましょう。