2012年1月12日木曜日

黄体機能不全

本日、黄体機能不全に非常のこだわる方がいらっしゃいました。黄体機能不全とは、基礎体温表で、11日以内の高温期、高温中期の黄体ホルモンが15未満、などの定義があります。黄体機能不全は不妊症の大きな原因と考えている方もいらっしゃいます。
ただ、当クリニックでは黄体機能不全をあまり重視していません。基礎体温は測り方で容易に変化し、また毎周期同じものでもないのです。黄体ホルモンも、毎周期異なっているものでしょう。
実際には黄体機能不全は不妊症の原因としては、小さい原因なのです。治療としては、黄体ホルモンを補充するよりも、まずは排卵誘発剤を使用するのが根本治療だと思います。排卵誘発剤を怖がって使用せず、黄体ホルモンのみ補充しているのは、あくまで基礎体温表を整えている程度の治療法でしょう。
皆さん、あまり「黄体機能不全」という言葉を気にしないでよいと思いますよ。

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