2013年10月29日火曜日

日帰りの精巣精子採取(TESE)により妊娠された2例のご紹介

当クリニックでは、千葉大学医学部泌尿器科の市川智彦教授が毎週火曜日に重症男性不妊の方の診察を受け持って下さっています。お陰様で、クリニック内でスムーズに重症男性不妊の方への治療も行えています。
無精子症の方には、日帰りで精巣精子採取(TESE)をおこなっていますが、精子がいれば無精子症のカップルも妊娠/出産が不可能ではないのです。
最近の2例の方をご紹介致します。

1)来院時、妻は30歳前半、無精子症でしたが、TESEをおこない、精子を10本に分けて保存できました。1回目の採卵で18個採卵、凍結胚移植で妊娠/出産(保存精子は1本使用)。2回目の採卵で採卵周期に妊娠し、出産。今回凍結胚移植で妊娠し、卒業、妊娠継続中。

2)新潟方面より、無精子症で当クリニックを紹介され来院。幸いTESEで精子を10本に分けて保存。初回の体外受精(採卵8個:マイルド法)で妊娠、卒業されました。

TESEでも精子さえいれば複数のお子さんが得られるのですね。
また、遠方よりわざわざ来院される方がいらっしゃると、またがんばろうという気持ちになります。北海道からいらしている方もいらっしゃりますが、このように信頼して頂き、本当にありがたいことです。
皆さんに来院して頂けると、私もまた元気が出ます。最近気づいたのですが、来院される方が少ない日は、とても疲労を感じるのです。
やっぱりワーカーホリックかも?!

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