2014年5月31日土曜日

43歳、採卵9回・胚移植11回経験後の、AIH妊娠例

先日、43歳で、9回採卵8回胚移植の方が、体外受精の合間の人工授精で妊娠され、卒業しました。40歳から不妊治療を開始し、人工授精は11回目での快挙でした。
この方は、過去に、新鮮胚移植、凍結胚盤胞移植で2回の妊娠・流産を経験し、部分胞状奇胎も乗り越えての妊娠でした。
自然妊娠の可能性も考えて、昨年には卵管造影検査もおこない、可能性を信じて体外受精の合間には、粘り強く、タイミングや人工授精もおこなっていたのです。
決してたくさんある例ではありませんが、このような例は珍しくはありません。
皆さん。体外受精を始めると、それ以外では妊娠できないと、体外受精以外の可能性を捨てていませんか。卵管が通っており、精子がある程度あるならば、自然妊娠や人工授精の可能性も併せて考えてみては如何でしょうか。
体外受精か、それ以外かの「二者択一」ではなく、「体外受精も人工授精も、タイミングも」の、可能性を少しでも上げるために、すべてをおこなう考えもあり、当クリニックではこのような治療方針を皆さんにお勧めしています。

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