2012年11月27日火曜日

無精子症の方へのICSIの威力(クラインフェルター妊娠例)

顕微授精が行えるようになって、無精子症の方へのICSIの威力には、本当に感心させられます。
ご主人がクラインフェルター症候群で無精子症の方に、TESE(精巣精子採取)をおこない、精子が得られたので精子を凍結保存しました。その後、顕微授精をおこない、ひとりめ出産。今回、ふたりめの挑戦で、やはり凍結していた精子を用いてICSIを行い、妊娠/卒業されました。
顕微授精が出来ない時代には、決して得られないであろう妊娠/出産を顕微授精は可能にしたのです。
生殖医学に関われている自分の存在の意義を実感できる例でした。
今後も皆さんと喜びを共有できることを目指して、またがんばれそうです。
風邪を引き、体調がすぐれなかった1ヶ月ですが、皆さんもお体を大切に!!

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