今年の初めに、他院でIVF5回経験、AMH<0.1、FSH;20の39歳の方が、当クリニックでHSG後双子を妊娠されたことをご紹介しました。そして今回、帝王切開で男女二人のお子さんを出産されたとの報告を頂きました。
この方は、最後の体外受精を計画し、出来ることをと、サンビーマー(週2~3回)、エパデール、DHEA、ビタミンD、カウフマン療法 などを使用していました。お二人は、サンビーマーが最も効果的だったと、書かれています。
私には、AMH<0.1であっても、体外受精以外でも妊娠の可能性があること、の証明された1例であると考えています。
確かに妊娠する可能性は体外受精が最も高く、この方へも第一の治療法は間違いなく体外受精です。ただ、当クリニックの方針として、受診する皆さんにお話ししているのは、体外受精のみでなく、少しでも妊娠の可能性を上げるために、「体外受精”か”それ以外か」ではなく、「体外受精”も”それ以外の方法も!」おこなっていきましょう、とお勧めしています。
この方へは、卵管造影検査もおこない、左の卵管は抵抗がありましたが開通致しました。今回幸いにも左右の卵巣から1個ずつ排卵し、2卵性の双子の誕生とつながったと思います。私たちは、妊娠に向けても、様々な角度から総合的に治療する事を今後も進めていこうと思います。
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