2015年5月4日月曜日

サプリメントは、いつまで続けるのでしょうか?、

最近、当クリニックでお渡ししているサプリメントをいつまで使用するか?との問い合わせが増えてきました。
今回、整理しましたので、皆さんにもお知らせ致します。

 

妊娠したらやめるサプリメント

1)アシストワン
 アシストワンには、十分量のビタミンC、D、葉酸などが含まれており、このビタミン類は妊娠しても服用して問題ありません。しかし、コエンザイムQ10 、アルファリポ酸、Lカルニチンなどの抗酸化物質は、危険ではないのですが、妊娠中の服用は保証されていませんので、妊娠がわかったらやめましょう。
2)DHEA
 DHEAは男性ホルモン、女性ホルモンの大元のホルモンであり、すでに体内にたくさんあるホルモンです。通常、測定して低下している方に使用しているので、妊娠しても大きな問題はないはずですが、これも妊娠中の使用が保証されているものではないので、妊娠がわかったならば中止して下さい。
3)メラトニン
 メラトニンは睡眠ホルモンで強い抗酸化作用があります。メラトニンもすでに体内にあるもので危険ではありませんが、妊娠中の保証がされていませんので、妊娠が分かった時には中止して下さい。
4)レスベラトロール
 強い抗酸化物質で、長寿遺伝子のサーチュインのスイッチを入れるとされます。
 危険ではありませんが、これも妊娠中の安全性が保証されていませんので、妊娠が分かった時点で中止して下さい。


妊娠しても使用継続して良いサプリメント

1)葉酸
 葉酸は本来は妊娠前からのんで下さい。1日400μgの量が推奨されています。赤ちゃんの神経系などの発育を促進します。妊娠しても服用して結構です。少なくとも妊娠12週までは使用して下さい。その後も使用を継続して問題ありません。

2)ビタミンD
 ビタミンDは、妊娠しても使用を継続して結構です。ビタミンDの低下は、妊娠しにくくなりますし、妊娠しても妊娠中のトラブルの増加につながります。実際には、日本人の約半数がビタミンDが不足しています。当クリニックでは,実際にはビタミンDを測定して低下しているかたに使用をお勧めしています。しかがって、そのような方は妊娠してもビタミンDを継続する方がよいでしょう。


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