2016年1月16日土曜日

5回の胚移植後の自然妊娠例(HSG、タイミングも重要です)

今回、自然妊娠されて卒業された30歳前半の方がいらっしゃいました。
この方は、前医で1回採卵、4回の胚移植(初期胚1個、胚盤胞4個)を移植されていました。
当クリニックでは、体外受精の予定でも、反復不成功の方には、卵管水腫の有無の確認も含めてHSGをしています。
この方には、当クリニックでも13個採卵し、1個初期胚移植するも妊娠しませんでした。胚盤胞は6個残っています。
さて、この方は体外受精のつぎの周期で自然妊娠されて、卒業となったのです。当クリニックに来て、4ヶ月での卒業でした。
このような方を経験すると、やはり、不妊治療では、体外受精をおこなっていても、卵管が通っている場合には、治療を体外受精のみに限定するのではなく、少しでも可能性を高めるために、HSGなどの基本的な検査や、性交渉の回数を多くする、なども軽視しないでおこなうことが大切であることを感じるのです。
多くの方が、「自分でできる事はありませんか?」とよく質問されます。これがその最も適当な回答例かもしれません。

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