2013年12月23日月曜日

それぞれの想いを込めた感動の涙のショートプログラム

フィギアスケート、全日本の女子のショートプログラムを皆さんもみましたでしょうか。
最終グループのそれぞれの想いを込めた演技に、私、55歳が涙してしまいました。

1)最終グループ最初の安藤美姫さんは「マイウェイ」で、この激動の数年間の思いを込めた、非常に落ち着いた演技でした。復帰後の道のりで、聞こえてきたのはあまりうまく演技できていないとの報道。私もオリンピックまではそんなに甘くないだろうと考えていましたが、今回の演技をみて、オリンピックに行けるかどうかは別にして、現在の自分の想いを込めた演技に、今までの自分の勝手な評価がむしろ恥ずかしくなるような、感動する完璧な演技でした。今期自己ベスト。
2)2番手は浅田真央さん。彼女は今回のオリンピックで引退を表明しています。安藤美姫さんの直後で、やりにくかったとも思えますが、しっかりと演技をまとめ、1位に。この数年の絶不調から立ち直った精神力はすばらしい!の一言。
3)3番目は村上佳菜子さん。今年の演技は絶不調。大会直前にプログラムを変更して望んだ全日本。滑る前から最後まで、あの加奈子スマイルは全くなし。緊張している様子はシロート目からも明らかでした。演技は完璧であり、終わった時にもスマイルはなく、涙があふれて、号泣状態でした。今期自己ベスト。
4)ラストは鈴木明子さん。彼女も引退を表明しているようで、曲は「愛の賛歌」。演技もよく、感情もしっかりとでており、自分の世界がすばらしく表現されていたと思います。会場はスタンディングオベーション。今季自己ベスト。

この4人は転倒もなく、(単なるシロートの感覚ですが)世界的に見ても、今回のショートプログラムは、感情のこもったハイレベルのものであったと思います。歴史的なショートプログラムであったのではないでしょうか。
このように、自分の選んだ道で、自分の世界を表現できる技術、精神力、想い、には本当に感心させられます。皆、オリンピックを目指して、この全日本に標準を合わせて集中する能力はやはり世界で戦える能力なのですね。
しかし、その道は能力のみで説明するには失礼でしょう。それぞれが、それぞれの問題を抱え、そして努力し、克服しての演技に、私、55歳のおっさんですが、感動して、この4人の演技中には涙が止まりませんでした。

私の仕事は、「短期間の勝負」ではなく、ハイレベルを「維持する」忍耐なのですね。妊娠しない場合には、がっくり肩を落としつつも、妊娠した場合には皆さんからも喜びのパワーを頂き、一緒にがんばれます。
私も、自分で選んだ不妊治療に関われてうれしく思っています。これについては迷い無くがんばれますし、むしろ、関わることに喜びを感じています。この世界で、今後、どのように自分を表現していけるか、今年の終わりから来年にかけて、考えて実行して行ければ、と、来年の抱負を考える事が出来た、感動のショートプログラムでした。
皆さんにも、来年が良い年であるように!


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