2014年1月14日火曜日

生殖医療ジャーナル 参加報告 その2 ライフスタイル

今日、プロフェッショナルをみました。
24歳ですが6冠の天才囲碁プロ棋士の話でした。過去、勝負所で「自分を信じる」ことが出来なかったために勝てないことが続いた壁の話を語っていました。若者ですが、勝負の世界に生きている勝負師の言葉で、とても共感できる話でした。私はこの年になってもまだまだ後悔、反省、ブレブレの日々ですが、やっと「自分を信じる」の言葉の意味を少しは理解出来つつあるのかな、と感じました。
確かに、不妊治療でも、お手本となる一流の先生方は、ご自分のスタイルを持っていますね。

さて、ジャーナルクラブのお話です。
今回はライフスタイルのお話です。(  )は私のコメントです。

肥満
・排卵誘発、AIH、IVFなどの治療では、肥満の方には体重減少を図ることで、排卵誘発率を高めて、妊娠率の向上が期待できる。
・BMIが25以上の女性の、IVF、ICSIでの、妊娠率は低下し、流産率は上昇する。
・BMIが20未満の女性でも、IVFの妊娠率は低下する。
(やはり、肥満は妊娠/出産には良くないのですね。理想的にはBMI;25以下を目標にしたいですね。一方、痩せすぎも良くないのですね。)

アルコール
・1日12g以上のアルコールを取ると、IVFの成績は低下する。

煙草
・IVF前に、煙草を吸っていると、IVFの成績は低下する。
・IVFの成功率は男性の喫煙でも1/2~1/3に低下する。
(体外受精を予定する方は、夫婦共に禁煙する必要がありますね)

カフェイン
・カフェインは、自然妊娠率、IVFの成績には影響を与えない、との報告と、悪影響がある報告が混在する。
・IVFでは、コーヒー2~3杯までは、影響がないとの報告もある。
(実際には2杯までは問題ないと考えています)

食事・サプリ
・乳製品(チーズなど)の取り過ぎは、精子の形態を悪化(奇形精子の増加)させる。
・週2回のサウナを3ヶ月続けたらば、精子の状態は悪化した。
・βカロテンやルテインで、前進運動精子が6.5%高かった。
・リコピンで正常形態精子の比率上昇。
・ビタミンCは、精子濃度を上げた

サプりメントのように楽に卵子の状態を得することは困難ですが、運動は最も明確な対策です。体を動かし、循環を良くすることが、明確な対策になります。
(やはり、しっかりと運動した方が良いでしょう)




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