2014年8月17日日曜日

不妊治療2014臨床懇話会セミナー(その3)AMHアップデート

AMHについては、名古屋の浅田先生がやはり第一人者ですね。

今回の講演で印象的な項目を列挙します。

・AMHは妊娠率とは関連しない。妊娠率と関連するのは年齢である。
・AMHがほとんど0でも、卵子は残っています。今の検査では感度の問題があり、最低値は0ではなく、0.1未満なのです。

・肥満女性は、AMHは低下する。
・チョコレート嚢腫のある女性は、AMHは低い傾向にある。

・AMHは個人差が大きく、きれいに年齢と関連はしない。AMHは、その変動も少なくないので、わずかな変動に臨床的な意義を見つけようとするのはあまり意味が無い。
・AMHの変動は、誤差は±15%程度あるのです。

・AMHが低い場合には、平均的な方と比較すると早期に閉経するが、その差はおよそ3歳程度であると推測される。
・AMHが、5を超える場合には、PCOSと考えても良さそうだ。

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