2016年1月8日金曜日

2015年の妊娠数(1000例に、もう一歩でした)

2015年の年間妊娠数がまとまりました。

1年間、923例の妊娠数でした。

残念、1000例に到達しませんでした。今年は8月のクリニック移転があり、1週間の休診、その前後での体外受精の中止などが影響したようです。

妊娠の内訳は、

1) AIHの妊娠数  151例   これは今までで最多数の妊娠数です。 体外受精と異なり、すぐにおこなえることから、クリニック休診の影響も受けなかったようです。 累計 1892人の方が妊娠されました。 皆さん、人工授精の実力も見直して下さいね。 「体外受精を始めたら、AIHは意味がない」などと思わずに、体外受精の合間には、AIHもおこなって良いのですよ。少しでも妊娠する可能性を上げるためには、総力戦でいきましょう。

2) ARTの妊娠数 641例  これは今までで2番目の妊娠数です。 累計 4643人の方が妊娠されました。これはクリニック移転時の休診の影響を受けていますね。
ART妊娠の内訳は凍結胚(主に胚盤胞)での妊娠数が 375例と、今まで最多数。 累計でも2382人の方が凍結胚移植で妊娠されました。ART妊娠数でも、累計で凍結胚移植が半数を超えたことになります。 IVF新鮮胚移植では 192例 (2番目)  ICSI 新鮮胚移植 74例 (6番目) でした。やはり、凍結胚移植妊娠が増えてきています。 今後も、卵子数が15個以上の多い方や、エストラジオールが高い方、を中心に、積極的に凍結していくことになると予想されます。

さて、クリニックも移転し、新しくなりました。このメリットを今年は十分に発揮して、より多くの方と,妊娠の喜びを共有したいと思います。
皆さん、ともにがんばっていきましょう。

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