2017年2月4日土曜日

7回の胚盤胞凍結移植後の、HSG後の妊娠例

30歳代後半の方で他院で、胚盤胞凍結7回受けて、2回妊娠するも流産された方が、当クリニックに誘発方法を変えたいと来院されました。都内での有名クリニックで1回、県内のクリニックで6回、胚移植を受けていたのです。
当クリニックでは、子宮鏡と卵管造影検査をおこないました。体外受精予定の方にも、子宮内の問題、卵管水腫がないことの確認のために、卵管造影検査もお勧めしているのです。

卵管造影検査、子宮鏡は正常であり、性交渉は、月に1~2回でしたので、毎日のように交渉を持つ方が妊娠しやすいですよ、とアドバイスを致しました。
そして、ご本人はマイルド法での体外受精をご希望なさっていたのですが、なんと、その後、当クリニック来院後2ヶ月で、妊娠され、そして心拍を認めて、卒業となりました。

ご本人は「奇跡です」とおっしゃっていました。
しかし、このようなことは、当クリニックではしばしばあるのです。
体外受精をおこなっている場合でも、このように子宮卵管造影検査や子宮鏡をしっかりと受けておくことと、性交渉を増やすことは大切なのですね。

皆さんも治療法を一つに決めつける(制限する)のではなく、可能性を少しでも広げるようにしてみては如何でしょうか。

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